【金属サイディング】プロはどんな時におススメする?
- 投稿日:2022年 7月23日
- テーマ:外壁
金属サイディングとは、
表面はスチール板などの金属で、その中に断熱材等を入れた外壁のことを言います。
金属製というとすごく重いと思われる方も多いですが、
実際には軽量のため既存の外壁にカバー工法でも対応が出来ます。
また、縦目地やサッシ周りもシーリング納めではなく同質材料納めでカバーできるため、
雨漏りリスクが非常に低く、メンテナンスも楽になります。
金属サイディングはこんな人にオススメ!
でも、どんな場合に金属サイディングを使うべきかわからない・・・
このような疑問を持っている方も多いかと思います。
ということで、
私たちプロが「どんなお客様に金属サイディングを提案するのか。」お話したいと思います。
・既存の外壁の劣化が激しく塗装では保てない場合。
・既存の外壁サイディングが直張り工法だった場合。
・メンテナンスをしばらくしたくない方。
・外壁の色やデザインを大きく変更したい方。
・外張りの断熱工事をしたい方。
基本的にはこのようなお客様に提案することが多いです。
〇既存の外壁の劣化が激しく塗装では保てない場合。
通常塗装は寿命7年~10年程ですが、劣化した状態で塗装をすると・・・
最悪1年も経たずに塗装が剥がれてしまうこともあります。
せっかく足場も組んでも無駄な時間とお金を使わせてしまう恐れがありますので、
私たちは金属サイディングなどの既存の外壁にカバー工法に対応できるものをおススメしています。
〇既存の外壁サイディングが直張り工法だった場合。
直貼り工法とは、防水シートの上に直接サイディングボードを張り付ける工法で、
通気工法のように防水シートとサイディングボードの間に湿気の逃げ道がないためサイディングボードが腐りやすくなってしまいます。
そのため、まだサイディングボードが悪くなる前に限りますが、新しく金属サイディングをカバー工法で取り付けることにより、
既存の外壁とカバー工法で取り付けた金属サイディングの間に湿気の逃げ道を作ることが可能になります。
〇メンテナンスをあまりやりたくない方。
通常、塗装すると7~10年程が寿命になります。
金属サイディングは基本的に30~40年は性能を保ち、10年~15年のスパンで塗装を行うことを推奨しています。
通常の塗装だと30年の間に3,4回塗装を行いますが、金属サイディングの場合は1.2回で済みます。
〇外壁の色やデザインを大きく変更したい方。
金属サイディングには、シンプルなデザインからレンガ調や木目調のものまでさまざまなデザインがあります。
そのため、大きくガラッとイメージを変えたいお客様にはとても効果的になります。
〇外張りの断熱工事をしたい方。
通常、既存のお家に断熱材を取り付ける場合、
「壁を一度壊して断熱材を入れてまた壁を取り付け。」といった大規模な工事が必要です。
しかし、ほとんどの金属サイディングには断熱材が使われており、既存の外壁にカバー工法で金属サイディングを取り付けることで
大規模な工事は不要のまま断熱工事を行うことが出来ます。
★最後に★
今回は、「金属サイディング」について書きましたが、
自分の家はどのようなものが合っているのか。なかなか決められない方も多いかと思います。
そんな時はまずはお近くの信頼できる業者さんへ聞いてみることもいいかと思います!