塗装NG?パミール屋根の危険性

  • 投稿日:2024年 9月 3日
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こんにちは!

本日は塗装が出来ない屋根材「パミール屋根」について

その問題点と危険性、対応策について解説します。


まず、パミール屋根とはなんなのか、ご存知でしょうか?

パミール屋根とは、1996年から2008年に大手メーカーのニチハより製造されました、スレート屋根材です。

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有害な建材として認定されたアスベストに代替できる製品として開発がされました。

ノンアスベスト製品としてその当時は主流建材となり、現在も多くの住宅でみられます。

しかし、後に耐久性に大きな問題があることがわかり、現在では製造が中止されています。

長期使用の検証が不十分なまま採用されたことが原因なのではと考えられています。

パミール屋根でみられる症状は次項にてご紹介いたします。


パミール屋根でみられる症状



①剥離

築後7年程からミルフィーユ状に屋根材が剥がれる層状剥離が起き始め、形状が崩れていきます。

②釘の腐食

築後10年程から、専用の釘の腐食によるズレ・脱落などの不具合が生じるようになります。


該当屋根のリフォーム方法


もしご自宅の屋根材がパミールで、上記のような症状がみられた場合には、

できる限り早めのリフォームが必要な可能性がございます。

パミール屋根材は上記のような不具合があるため塗装ができません。

塗装をしても屋根本体が剥がれて来てしまうので、塗装の意味が無いのです。

しかし、上記のような劣化を放置してしまうと、

雨漏りや屋根材の落下事故などにつながる恐れもございます。

現状、パミール屋根の適切なリフォーム方法は下記の2種類になります。

・カバー工法

 既存の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせる工法。
 
 葺き替え工事と比べて費用が抑えられ、

 屋根が二重になるので防水、防音効果なども得られるため近年人気のリフォーム。

・葺き替え

 既存の屋根を撤去し、新しい屋根材に葺き替える工法。

 下地から点検・補修ができるので費用はかさみますが、

 屋根の寿命をより延ばすことが出来ます。


予算やご自宅の状況にあわせ、適切な方法をお選びください。


該当屋根の弊社施工事例

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T様邸 屋根カバー工法
パミール屋根の劣化により剥離がおきています。
洗浄の後、古い棟板金は撤去します。
既存屋根材の上から、防水シートをかぶせます。 新しい屋根材・棟板金を設置します。
見た目が刷新されるとともに、屋根が二重になるので、防水性・防音性などの効果が得られます。


まとめ


現在は製造中止となっていますが、一時期は主流建材として

多くの住宅の屋根で採用されていたパミール屋根材。

今もその時期に建てられた住宅の屋根には使用されたままになっています。

自宅の屋根材は分からないが、築年数的に当てはまる、

上記のような症状が屋根にみられる、

など心配事やお悩み事などございましたら、

お気軽にお問い合わせくださいませ。

弊社では、無料の建物診断・ドローンを使っての屋根点検も行っております。

現状を把握し、適切なご提案をさせていただきます。

メールでは24時間お問い合わせは受付中ですので、

お問い合わせフォームよりご連絡ください。

本日もご覧いただきありがとうございました。


株式会社シンライズ
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