屋根のメンテナンス方法、選び方と費用相場をご紹介
こんにちは!
本日もご覧いただきありがとうございます!

「うちの屋根、そろそろメンテナンスが必要かな?」
そう思ったら、まずは屋根のメンテナンス方法について知ることが大切です。
屋根のメンテナンスには、主に「屋根塗装」「葺き替え」「カバー工法(屋根上葺)」の3種類があります。
しかし、それぞれの違いや費用相場、我が家にはどの方法を選ぶべきかなど、分からないことも多くあるかと思います。
そこで本日は、外装リフォーム専門店の視点から、屋根塗装・葺き替え・カバー工法、それぞれの違いを徹底解説いたします!
メリット・デメリット、費用相場、選び方のポイントなど詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください☆彡
目次
1:屋根のメンテナンス時期の目安
メンテンナンス方法の前にまずは、メンテナンス時期の目安とサインにについて解説します。
屋根のメンテナンス時期は、屋根材の種類や環境によって異なります。
以下は一般的な目安ですが、定期的な点検を行い、早期に劣化を発見することが重要です。
1-1.屋根材別のメンテナンス時期
・スレート屋根:約10~15年ごとに塗装(※1)
約20~30年ごとに葺き替えまたはカバー工法
・金属屋根:
約10~15年ごとに塗装
約25~35年ごとに葺き替えまたはカバー工法
・瓦屋根:
瓦自体は非常に耐久性が高いですが、漆喰や棟瓦のメンテナンスが必要になります。
約20~30年ごとに漆喰の塗りなおしや棟瓦の補修
下地の防水シート(ルーフィング)は約20年ごとの交換が推奨されています。
※1
塗装のできないスレート屋根材(2000年代前半に製造されたノンアスベスト製品)の場合は、葺き替えまたはカバー工法でのメンテナンスになります。
1-2.メンテナンス時期を見極めるサイン
以下のようなサインが見られたら、メンテナンスを検討しましょう!・色あせ、変色:塗膜の劣化により、防水性が低下している可能性があります。
・コケ、カビの発生:湿気がこもりやすく、屋根材の劣化を早める可能性があります。
・ひび割れ、剥がれ:屋根材の劣化が進み、雨漏りのリスクが高まっている状態です。
・屋根材の反り、歪み:温度変化や湿気の影響で、屋根材が変形している可能性があります。
・雨漏り:既に屋根の機能が低下しており、早急な対応が必要です。
1-3.定期的な点検の重要性
・屋根は普段目につきにくいため、劣化に気づきにくい場所です。・定期的な点検を行うことで、早期に劣化を発見し、大きな修理を防ぐことが出来ます
・特に台風や地震の後など、自然災害の後は必ず点検しましょう。
2:屋根塗装・葺き替え・カバー工法の違いとは?
2-1.屋根塗装
屋根塗装とは、既存の屋根材の上から塗料を塗り、防水性や耐久性を回復させる工事です。屋根材自体の劣化が軽度な場合に行われます。
・メリット
比較的費用が安い
工期が短い
・デメリット
屋根材自体の劣化が進んでいる場合は、効果が期待できない
耐久性は、葺き替えやカバー工法に比べて短い
2-2.葺き替え
葺き替えとは、既存の屋根材を全て撤去し、新しい屋根材に交換する工事です。屋根材の劣化が著しい場合や、屋根の下地(野地板)まで傷んでいる場合に行われます。
・メリット
屋根全体の耐久性が大幅に向上する
下地の補修も同時に行えるため、根本的な解決になる
様々な屋根材の中から好きなものを選べる
・デメリット
費用が最も高くなる
工期が長い
2-3.カバー工法
カバー工法とは、既存の屋根材の上から、新しい屋根材を重ねて葺く工事です。既存の屋根材が比較的綺麗な状態で、下地に傷みが少ない場合に行われます。
・メリット
葺き替えよりも費用が安い
工期が短い
既存の屋根材の撤去費用がかからない
断熱性、遮音性は向上する
・デメリット
屋根が重くなり、耐震性に影響を与える可能性がある
既存の屋根材の状態によっては、適さない場合がある
カバー工法で使用できる屋根材に制限がある
3:屋根塗装・葺き替え・カバー工法の費用相場
屋根のメンテナンスにかかる費用は、屋根の面積や使用する材料、工法などによって異なります。
それぞれ費用相場は下記のようになっております。
・屋根塗装:30~80万
・葺き替え:100~300万
・カバー工法:80~200万
4:屋根塗装・葺き替え・カバー工法の選び方
屋根のメンテナンス方法を選ぶ際、最も重要なのは「屋根の現状を正確に把握すること」です。
以下のポイントを参考に、ご自宅の屋根の状態をチェックしてみましょう!
4-1.屋根の現状チェックリスト
・築年数:築10年未満|塗装で十分な場合が多い
築15~20年|屋根の劣化具合によっては、葺き替えやカバー工法も検討
築20年以上|葺き替えを推奨されることが多い
・屋根材の種類:スレート、金属屋根は塗装、カバー工法、葺き替えが可能です
瓦屋根はカバー工法には不向きで塗装、または葺き替えが可能です
・劣化状況:塗装で対応可能|軽度な色あせ、コケ、軽微なひび割れ
カバー工法または葺き替え|塗膜の剥がれ、屋根材のひび割れ、雨漏り
葺き替えが必須|屋根材の破損、下地の腐食、広範囲の雨漏り
・予算:予算を抑えたい場合には『塗装』
長期的な耐久性を重視したい場合には『葺き替え』
費用と耐久性のバランス『カバー工法』
4-2.工法別の詳細な選び方
・屋根塗装:こんな屋根におすすめ!
◦屋根材自体の耐久性がまだ残っている
◦定期的なメンテナンスで費用を抑えたい
◦外観の色を変えたい
!注意点!
◦塗装前に高圧洗浄や下地処理が適切に行われるか確認する
◦塗料の種類によって耐久性が異なるため、業者と相談して選ぶ
・葺き替え:こんな屋根におすすめ!
◦屋根材の寿命が限界に達している
◦下地まで劣化が進んでいる
◦耐震性や断熱性を向上させたい
◦屋根材の種類を自由に選びたい
!注意点!
◦既存の屋根材の撤去費用や処分費用も考慮
◦新しい屋根材の種類や性能について事前に調査
◦信頼できる業者に依頼し、保証内容を確認
・カバー工法:こんな屋根におすすめ!
◦既存の屋根材が比較的綺麗な状態
◦葺き替えよりも費用を抑えたい
◦断熱性や遮音性を向上させたい
!注意点!
◦屋根が重くなるため、耐震性を考慮
◦既存の屋根材の種類や状態によっては施工できない場合がある
◦カバー工法に対応できる屋根材の種類を確認
5:まとめ
屋根は、暮らしを守る大切な役割を果たしています。
定期的なメンテナンスで、屋根を健康な状態に保ち、安心して長く暮らせる住まいを実現しましょう。
この記事が、屋根のメンテナンスを検討するお客様の参考になれば幸いです。
小平市近隣にお住まいのお客様、ぜひ一度弊社の無料屋根点検をお試しください!
大切なお家の現状を知り、適切なメンテナンスをしていきましょう!
本日もご覧いただきありがとうございました。
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